洗濯できるウールは吸湿性能が低い?

[ウール] ブログ村キーワード

洗濯できるニット

水洗いできるウールは吸湿性能が低い、という話。

まずウール製品は普通、洗濯機で洗濯できません。
洗濯するとゴワゴワになったり縮んでしまうから。

ではなぜそうなるか?というと
ウールの繊維表面にはスケール(スケイルとも言う)というウロコのようなものがあり、濡れるとこれがひらいて選択中に繊維同士で絡まってしまうから。

じゃあ洗濯(水洗い)できるウールは
なぜ洗濯OKなのか?というと

・スケール開かないように溶かしてしまったり

・ウールの表面をコーティングしてスケイルが開かないようにしている

からです。
でも・・・・

スケールがひらいたり閉じたりすることでウールは湿気を調節してます。
なのでスケールを機能させなくする処理をすることでウールの調湿機能は下がります。(とはいえ調湿機能が完全になくなるわけではない)

こちらのサイトに真ん中から下のあたりに詳しくのってたので勉強になりました

理想の羊毛ふとん-ウールの良さを知る

以下上記サイトより文章とグラフを引用

“例えば、防縮加工としてスケールを取り除いてしまうと、吸放湿性能が低下します。長時間で見るとそうでもないのですが、寝具に要求される短時間での湿度変化に対する吸湿性能は約半分になります。”

スケイル加工の有無によるウールの吸湿性変化のグラフ

“180分以降ではほとんど差がないが、最初の60分ぐらいまでが大きく差が出てしまう。”

“未加工の羊毛は最初の30~60分でほぼ放湿するが、E-wool加工はその時点では半分ぐらいしか放湿出来ていない。”

引用おわり

セーターではどうなのか?

上記で紹介した話はウールの寝具についてです。

では動いてる人が着るウールのセーターはどうなのか?というと・・・ふとんの中の環境より湿度が目まぐるしく変化するはず。

暖かい室内で汗ばんできたり
外にでて急に冷えたり、
でも歩いてるうちにまた暑くなって汗ばんできたり・・・

なのでやはり洋服の場合も、湿度に敏感に反応し調湿してくれる未加工ウール(つまり水洗い不可のウール)ほうが快適度は高いと言えそうです。

※正確には「未加工ウール」ではなく「スケイルを処理してないウール」。
洋服に使われるウールは普通、染色など何らかの加工はしてるはずなので未加工というと語弊があるかも。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする