ウール100%のニットとナイロンやアクリルが混ざってるニットの違い

ナイロン混のウールニット

ニットにはウール100%のものと、ナイロンやアクリルなどの化学繊維が混ざっているものがあります。その違いはと言うと

 

ウール100%のものの方が着心地がいい
(暖かいけどムレなくてサラサラ快適)

 

化学繊維が混ざっているやつの方がデザイン性は高い

 

です。
特に厚手のニットやローゲージニットでその傾向が強いです。

立体感が違う

ウール100%だとニット全体の輪郭がちょっとモヤっとしがちなんですよね。
これがウール100%↓

ウール100% ニット

シンプルな生地感のものが多いです。

 

それに対してナイロンやアクリルが混ざってるやつは輪郭がはっきりした立体的な生地感のものが多いです。

これがナイロン混↓

ウールとアクリル混のニット

お洒落なのはどっち?

上の写真のとおりナイロン混やアクリル混などの混合素材のほうが立体的でデザイン性の高い、お洒落なニットが多いです。

 

ウール100%で輪郭がはっきりしたミドルゲージニット・ローゲージニットというのはあまりなく、もし見つけたらラッキーというか、かなりクオリティの高いニット洋服だと考えていいと思います。

多分値段もけっこうするはず。。2万か3万~くらい。

高級なのはどっち?

デザイン性が高いのはナイロンやアクリル混のニットですが、高級で質がいいと言えるのはウール100%素材の方だと思ってます。

 

ナイロン、アクリル、綿などが混ざったニットは安いものから高いものまでありますが、ウール100%のニットで安いものはほぼないです。さらに値段が高くなるとカシミア混とかになります。

 

ユニクロなどお手頃価格のブランドでも、ブランド内での値段は

ウール100%のニット > 混合素材ニット

と相対的に高いはず。

快適なのはどっち?

先にいったとおりウール100%のほうが快適で着心地がいいです。暖かいけどムレなくてサラサラ。

アルパカやモヘヤ混のニット

合成繊維ではなく、アルパカやモヘヤなどほかの動物の毛が混ざったニットもあります。
これはこれで独特の、モヤモヤを超えてもふもふフワフワした質感が特徴。女性が着てるとかわいいやつ。

モヘアのブラッシング後

ただ見た目とは裏腹に実際に着てみるとチクチクすることが結構多いので買う時は絶対試着したほうがいいです。

 

チクチクするけどどうしても着たい!
という場合は下着を厚くするのが有効です。ヒートテックだとチクチクしても、極暖ヒートテックならチクチクしない事が多いです。

余談

私の場合、ウール100%のセーター(着心地重視)と、アクリルやナイロン混のセーター(見た目重視)、半々くらいの割合で持ってます。
実際問題ウール100%にこだわると選べる洋服の幅がかなり狭まっちゃいますし。

 

薄手のハイゲージニット以外は「素材が混ざってる」ニットの方が多いです。
なので「ウール100%の中厚手のセーター1着も持ってないなら1着くらい持っておくのもいいですよ~」と言いたいです。ウール本来の快適さが堪能できるので!

その他参考情報

アクリル100%のニットもありますが、これは単純にウールの下位互換と考えていいです。
(アクリルには雑に扱っても大丈夫というメリットもあるけど)

詳しくはこちらで解説してます
→「ニット ウール アクリル」

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